院長インタビュー

院長インタビュー 小田柿 洋詩

先生ご自身のこと

ご出身は?

藤沢市で生まれました。幼稚園・小学生の時は茅ケ崎市に住んでいましたが、小学校6年生の時に藤沢市に移り、それ以来ずっと藤沢市に住んでいます。

どのような子供時代でしたか?

とても大人しく、周りからはよく“おおらか”だと言われていました。あまり自己主張はできませんでしたが、そのおかげか人とぶつかることは少なく、何かあると助けてくれる人が多く恵まれていたと思います。
そういったこともあり、今後は人を助けられるようになりたいと考え、藤沢で開業したという経緯があります。

どうして歯科医師になろうと思ったんですか?

中学生の時には、歯科医師になろうと決めていました。そのきっかけは、母が歯科衛生士だった影響が大きいと思います。歯で悩みを抱えている人が、治療を経て笑顔になっている場面を見て、自分もそれに携わりたいと感じていました。
また、祖母が辻堂で開業していた眼科医院へ子供の頃よく遊びに行っていたので、医療の場は身近でした。とてもアットホームな医院で、患者さんの集いの場になっていたのを見て、自分もそんなクリニックを作りたいと思いました。

こんな医院です

歯科医院はたくさんあってどこに通うか迷ってしまいますが、おだがき歯科クリニックはどんな人に合う歯科医院ですか?

1.治療中の痛みが少なく、“良くなった”と実感できる治療を受けたい方
2.子供とご自分の治療を、同じクリニックで受けたい方
3.歯がグラグラしている、歯茎がブヨブヨしてきた、口臭が気になる方

このような方は、当クリニックに来ていただくとご満足頂けるかと思います。

なぜ上記のような方に合っているのか、もう少し詳しくきかせてください。

~治療中の痛みが少なく、最先端の設備で良い治療を受けたい方~について

なぜ治療中の痛みを少なくできるのですか?

麻酔の注射を痛いと感じる方が多いかと思いますが、当院では極力痛くない麻酔を心がけています。まずは麻酔を打つ部分に表面麻酔を塗り、とても細い針を使用することで痛みを軽減できます。また、麻酔の薬をゆっくり時間をかけて入れることで、圧力がかからず痛みを感じないようにしています。来院いただいた患者様も、痛みを感じないことにとても驚かれます。

“良くなった”と実感できる治療とありましたが、具体的にどのような取り組みをしていますか?

まずは、治療前のお口の中の状態を患者様ご自身に把握していただくために、口腔内の写真を撮ります。そして、どこに問題があるのか、どのような治療を行っていくのか、を患者様に納得いただいた上で治療を進めていきます。また、アニメーションソフトで治療の進め方をわかりやすく説明し、患者様を置いてきぼりにせず、二人三脚で治療を進めていくことを心がけています。

どのような治療を心がけていますか?

なるべく歯を削らず、銀歯を入れない治療を心がけています。何でもかんでも虫歯を削るのではなく、歯の寿命を延ばすためにクリーニングをしたり、可能な限り白い詰め物を用いたりします。
また、詰め物や被せた物が外れるなど、治療が後戻りしないようにも心がけています。何度も被せ物が外れるのは、治療部位以外に問題があるケースも多々あります。そこで、お口の中全体を見ながら治療を進めることで、治療後のトラブルが起きにくくなります。
さらに、歯周病や虫歯の菌を減らせるサプリメント(人の母乳から生まれた乳酸菌)なども併用し、長期的にお口の中の健康を維持するご提案もしています。

~子供とご自分の治療を、同じクリニックで受けたい方~について

歯医者さんに行きたがらないお子さんも多いかと思いますが、どのような工夫をしていますか?

治療で使う道具や、時にはお母さまが治療しているところを見てもらったりして、まず慣れてもらうところから始めます。歯医者さん嫌いにならないように、無理やり治療を進めることはしません。
また、言葉が理解できるお子さんに対しては、なぜ治療が必要なのかを時間かけて説得します。時間がかかることを申し訳なく思われるお母さまもいらっしゃいますが、迷惑だとは全く思っていません。私の子も4歳ですので、子供の治療に時間がかかるのはとてもよくわかりますので、遠慮なくお子さんをお連れください。

小さなお子さん連れでも通うことができますか?

はい。院内はベビーカーや車いすがスムーズに通れる幅に設計していますので、お母さま・お父さまの治療中は真横にベビーカーを置いておくことができます。
歩き回ってしまうお子さんの場合は、個室もご用意いていますので、そちらで治療することも可能です。また、キッズスペースや子供向けの本や玩具、DVDもご用意しています。

~歯がグラグラしている、歯茎がブヨブヨしてきた、口臭が気になる方~について

上記のような症状は、放っておくとどうなってしまうのですか?

ズバリ申し上げて、歯が抜けてしまいます。これは、歯周病という感染症が原因で起こることなのですが、痛みを伴わないため、早期発見が難しい病気です。早期に発見できれば、歯を抜かずに済むケースも多いので、気になる症状がありましたら、まずはご来院頂きたいと思います。

「歯周病」とは、どのような病気なのですか?

歯周病は、歯周病菌がハグキに炎症を起こし、周りの組織を破壊していく 細菌感染症です。まず「ハグキが腫れる・血が出る」といった“歯肉炎“の状態になり、それが進行すると「ハグキがブヨブヨになる」「ハグキが下がって歯が長く見える」といった症状が現れる”歯周炎“の状態になります。さらに放っておくと、あごの骨まで溶けてしまい「歯がグラグラ」し、最終的に歯が抜けてしまいます。
30歳以上の80%以上が歯周病に感染していると言われており、とても感染者が多い病気なのです。

先生から一言

診療してきた中で、印象に残っている患者さんはいますか?

歯周病で歯茎が下がり、歯がグラグラの状態だった患者様の歯を、すべて抜かずに残すことができたことです。歯の根っこが見えるほどの状態でしたので、どの歯科医院でも歯を抜いて入れ歯かインプラントを入れることを進められたそうですが、患者様はご自身の歯を残したいという強い希望がありました。
正直言うと、歯を抜いた方が治療期間も短く患者様の負担も少ないのですが、患者様のご希望をなるべく叶えたいと思い、根気よく歯磨き指導と歯周病治療を行いました。今回のケースは、患者様の協力があってこその結果でしたが、ご自身の歯を残せたことにとても感謝していただいたことが嬉しく、とても印象に残っています。

お休みの日は何をして過ごしていますか?

家族で箱根などの近場へ旅行に行ったりします。休日も勉強会に行ったりするなど、一緒に過ごす時間がどうしても少なくなり、家族には申し訳なく思っていますが…。子供も4歳と可愛い盛りなので、オフの時はできるだけ家族と過ごしています。妻には、旅行中に仕事の話をしてしまい、注意されることもあります(笑)

患者さんへメッセージをお願いします!

多くの方にとって、歯科医院はなるべく足を運びたくない場所かと思います。だからこそ、その第一歩を踏み出して来ていただいた患者様には、「来てよかった」と思ってもらえるように、治療中の痛みや不快感をなくし、治ったと実感できる治療を心がけています。そして、次も通いたいと思ってもらえるようなクリニックを目指し、スタッフ一同頑張ってまいりますので、ぜひ一度足をお運びください。

2018年5月24日