2020年 12月 15日

睡眠時無呼吸症候群とマウスピース

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)という病気を耳にしたことはありますでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群とは、
睡眠中に舌が喉の奥に落ちてしまい気道と呼ばれる空気の通り道が塞がれ、
呼吸が停止したり、止まりかけたりする状態が繰り返し起こるという病気です。

呼吸が不十分になってしまうと睡眠が浅くなると同時に脳への酸素供給が不十分となり質の良い睡眠がとれないため、
日中の強い眠気や集中力が欠如するなど日常生活にも支障が生じてしまいます。

治療方法としては、
「睡眠外来」を併設している病院や内科(呼吸器科・循環器科)、耳鼻咽喉科の医院などを受診して、
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)という、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する装置をしよう治療法が広く知られています。

また、歯科診療においては睡眠時無呼吸症候群でお悩みの患者さんが来院された際には、
スリープスプリントというマウスピースを使用する治療法をご提案することがあり、
この治療法は医科からの紹介状をお持ち頂ければ保険治療で行うことが出来ます。

睡眠時無呼吸症候群の治療でCPAPによる治療を行っているけれども装着時の不快感があったり等、治療法として合わないと思われる方は、スリープスプリントを検討しても良いかもしれません。

スリープスプリントによる治療では、
まず上下の歯型のマウスピースを製作して下顎を6ミリ程度前方に出してた状態で上下を固定した装置を就寝時に使用し頂くことで、寝ている間に舌を引き上げ気道を広げます。

睡眠時無呼吸症候群の方はいびきをする方がほとんどで、
スリープスプリントの使用によりいびき等の症状の改善が期待出来ます。

尚、スリープスプリントのデメリットとしては、
CPAPに比べて効果が限定的であり、使用により顎の痛みが生じる可能性があることが挙げられます。
また虫歯治療をした場合等は、治療により歯型が変わる為、再作成が必要になるケースがあります。

睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方やその治療に興味のある方は是非一度御相談頂けたらと思います。