睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠中に舌が喉の奥に落ちてしまい気道と呼ばれる空気の通り道が塞がれ、呼吸が停止したり、止まりかけたりする状態が繰り返し起こるという病気です。
呼吸が不十分になってしまうと睡眠が浅くなり、同時に脳への酸素供給が不十分となり質の良い睡眠がとれないため、日中の強い眠気や集中力が欠如するなど日常生活にも支障が生じてしまいます。

内科や耳鼻科での睡眠時無呼吸症候群の治療(CPAP)

「睡眠外来」を併設している病院や内科(呼吸器科・循環器科)、耳鼻咽喉科の医院などを受診して頂きます。
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)という、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する装置を使用する治療が行われています。

歯科医院での睡眠時無呼吸症候群の治療(スリープスプリント)

当院では、睡眠時無呼吸症候群でお悩みの患者様が来院された際には、スリープスプリントと呼ばれるマウスピースを使用する治療法をご提案することがあり、この治療法は内科や耳鼻科からの紹介状をお持ち頂ければ保険診療で行うことが出来ます。
CPAPによる治療を行っているが装着時の不快感があったりなど、治療法として合わないと思われる方は、スリープスプリントを検討しても良いかもしれません。
スリープスプリントによる治療では、上下の歯型を型取りし、下顎を6ミリ程度前方に出してた状態でのマウスピースを使用して頂くことで、寝ている間に舌を引き上げ気道を広げます。

スリープスプリントのデメリットとしては、CPAPに比べて効果が限定的であり、使用により顎の痛みが生じる可能性があることが挙げられます。
また虫歯治療をした場合等は、治療により歯型が変わる為、再作成が必要になるケースがあります。

スリープスプリントの費用

16,500円(健康保険適応で窓口3割負担の患者様の場合)

2021年1月27日