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当院での歯周病治療の流れ④ メインテナンス・定期検診

「当院での歯周病治療の流れ」について、前回からの続きで、最後は「メインテナンス・定期検診」についてのお話になります。

④メインテナンス・定期検診
歯周基本治療や歯周外科手術を経て、歯周病の状態が改善が確認され、「治癒」や「安定期」と判断したあとは、
その状態を維持する為、検査結果を踏まえた次回以降の治療の間隔を設定して、「定期検診」や「メインテナンス」に移ります。

基本的にはその都度に歯科医師によるお口の中の確認と歯科衛生士によるプラークコントロールを行うことで、バイオフィルムを破壊し、歯周病の再発・進行を防ぎます。
もし、新たな問題が見つかれば、その都度対応するようになります。

「定期検診」は4~6ヶ月
「メインテナンス」は歯周病の程度により2~4ヶ月
で行います。
また、お口の中の状態に合わせて、その間隔は変更することがあります。

ここまで、歯周病治療の流れについて長々とお話させて頂きましたが、
歯周病治療の一番難しいところは、この「継続的なメインテナンス」にあると考えています。

歯周病は痛みなどの症状を伴わないことも多い為に、どうしても患者さんのモチベーションが得られにくく、
軽度の歯周病の場合など、治療によって改善があったとしても患者さんがそれを実感しにくいことにも、その原因はあるように思います。

歯周病治療は、早期から治療を始めて、予防することで、「一生、健康な歯」で美味しくお食事をとれることが可能になり、「一生、健康な身体」で暮らしていけることに繋がります。

「継続的なメインテナンス」にお越しいただけるように「治療の見える化」を当院では大事にしています。
検査結果の資料をご覧頂き、初診時と治療後(再評価時)でお口の中の写真を比較して改善を実感してもらい、
お口が健康であることの重要性を患者さんご自身に感じて頂けたらと私は思うのです。

歯周病のことで何かお困りの事がございましたら、まずは一度ご相談下さい。