やわらか歯間ブラシ(ゴムタイプ)はどんな方に向いている?

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。

今回は、小林製薬の“やわらか歯間ブラシ(ゴムタイプ歯間ブラシ)”について、歯間清掃用具の選び方という視点からお話ししてみたいと思います。

【どちらが優れているかではなく、お口の状態に合っているかが大切です】

歯間ブラシにはブラシタイプとゴムタイプがありますが、「どちらの方が良いのか」という比較で選ぶものではありません。

実際には、お口の状態や歯ぐきの状態に合わせて適したものを選ぶことが重要です。

厚生労働省が発表した令和6年 歯科疾患実態調査によると、歯間ブラシやデンタルフロスなどの歯間清掃用具の使用率54.2%と、まだ十分に高いとは言えない結果でした。

歯間清掃用具を使わない理由としては、歯や歯ぐきを傷つけてしまいそうという不安や、手間がかかりそうだと感じる方が多く、特に「面倒そう」と感じている方が40%以上を占めています。

また、そもそも歯間清掃の必要性を感じていないという方も約10%いらっしゃいます。

【ゴム製歯間ブラシの特徴と使い方】

小林製薬のやわらか歯間ブラシのようなゴム製タイプには、次のような特徴があります。

・金属芯がなく、歯ぐきへの刺激が少ない

・1回使い切りが基本

・曲げて使わない[プレカーブ(事前に曲げること)をつけない]

ポイントは、歯面に沿わせるようにゆっくり動かすこと。ゴム製でもこの使い方をすることで、プラーク除去率が高くなります。

【ゴム製が適さないケースもあります】

ただし、すべての方にゴム製歯間ブラシが向いているわけではありません。

歯肉退縮が進行しており、歯と歯の間の下部、いわゆる固形空隙が広くなっているケースでは、ゴム製では清掃力が不足しやすくなります。

そのような場合には、ブラシタイプの歯間ブラシの方が適していることがあります。

【ブラシタイプ使用時の注意点】

ブラシタイプは清掃力が高い反面、注意も必要です。

・セメント質

・コンポジットレジン

・CAD/CAM冠

・前装冠のレジン部分

これらの素材は、ブラシタイプで強くこすると傷がつきやすいという特徴があります。

サイズ選びや使い方を誤ると、歯や修復物、補綴物を傷めてしまうことなど、かえってトラブルの原因になることもあります。

【まとめ】

歯間清掃は「難しそう」「面倒そう」と感じられがちですが、ご自身のお口の状態に合った清掃用具を正しく使うことで、むしろ歯や歯ぐきを守る大切なケアになります。

ゴム製が向いている方もいれば、ブラシタイプが適している方もおり、その判断は見た目だけでは分かりにくいことも少なくありません。

どの歯間清掃用具を使えばよいか迷われた際は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。お一人おひとりのお口の状態に合わせて、最適な清掃用具と使い方をご提案いたします。

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