歯周病学会に参加してきました。その2

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」歯科衛生士の小松です。

先日お休みを頂いて神奈川県民ホール・ワークピア横浜・横浜産貿ホールにて開催された『第62回春季歯周病学会学術大会』に、スタッフ全員で参加してきました。

私は歯周病学会に参加するのが今回で3回目になりますが、その度に思うのが歯科衛生士として未熟だなと反省すると同時に、やはり医療従事者として新しい情報を得て勉強する事は大事だということです。

医療は日々進歩していくので、昔の常識が今の常識ではないように、良い事も悪い事も含め新しい知識を身につけることで向上心が刺激されます。

今回の学術大会のメインテーマは『低侵襲・高効率の歯周治療』でした。

歯周病は感染者の多い病気としてギネスに認定されています。「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」と記載されている程です。
では、より効率のよい再発の少ない歯周治療はどうしたらいいのか…と考えた時に最初に大事になってくるのがかかりつけ歯科の存在です。
(※歯周病について・歯周治療の流れについて・歯医者の通い方についてはブログ一覧より以前の院長の投稿を参照して頂ければと思います)

歯周病で歯がグラグラになり抜けると上手く噛めなくなり全身疾患に影響してきます。
しかしお口の中の細菌が完全にゼロになる事はないので、歯周病は完治するものではありません。
一度感染してしまったら、如何に早く進行を食い止めて悪化させないようにするか、
クリーニングを徹底してその患者さんの安定した状態を維持出来るのかがポイントになります。

その為にも定期検診・メインテナンスに通い、悪くなってないかな?良い状態をキープできてるかな?と確認する事が大切となります。

 

口腔状態(機能)を改善する

食べる意欲が向上

全身機能の向上に繋がる

 

痛くなる度歯医者に行く、歯医者を変えるのではあまりよくありません…
最初のお口の中の状態を知り治療計画を立てた上で治療し、経過を追って患者さんの永続的なメンテナンスを行っていけるかかりつけ歯科が重要となります。

今回の講演で学んだ事を活かし、歯科衛生士の実践力を高め、自信に繋げ患者さんの健康寿命アップに貢献出来ればと思います。

皆様もお口の健康について、関心を高め定期的な歯科医院の通院を心がけてみて下さい!