2020年 01月 20日

今年は子年

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。

2020年はネズミ(子)年です。

当院の受付には、新年から子年の置物を飾っているのですが、
待ち時間に気がついて下さる方も多く、
中には気に入って何処で購入したのかと、お問い合わせまで頂くこともありました。
せっかくなので、しばらく飾っておこうと思います。

干支の始まりは子・丑・寅…とあるように、ネズミ年は新しい運気のサイクルの始まりといわれていています。

ネズミといえば、「ネズミ算」と言う言葉があるように、子どもをどんどん産んで数を増やしていくことから「子孫繁栄」の象徴とされていていますが、
十二支の中で何故ネズミが最初なのでしょうか?

昔から語り継がれてきた十二支の有名な民話は皆さんもご存知かもしれません。

 

昔々、ある暮れのこと。神様が動物たちに御触れを出しました。

「元日の朝、私のところへ出掛けてきなさい。最初に到着したものから12番目のものまでを、1年交代でその年の大将にしてあげよう」

動物たちは、我こそが1番になるぞとはりきっておりました。
ところが、ネコは話を聞き漏らしてしまい、ネズミに尋ねます。
するとネズミはわざと1日遅れの日付を教えてやり、ネコはそれを真に受けて帰っていきました。

元日となり、足の遅いウシが誰よりも早く夜明け前に出発しました。すると、牛小屋の天井でこれを見ていたネズミが、こっそりウシの背中に飛び乗りました。そんなこととは知らないウシが神様の家に行ってみると、まだ誰も来ておらず門も閉まったまま。我こそが1番だとウシは喜び、門が開くのを待っていました。

やがて朝がきて門が開いたとたん、ウシの背中からネズミが飛び降り、ネズミが1番となってしまいました。
残念ながらウシは2番となり、それからトラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシの順で到着しました。
1日遅れで出掛けたネコは番外となり、それ以来ネズミを恨んで追いまわすようになったそうです。

こうして最初がネズミとなったわけですが、
この民話の内容で以前から腑に落ちない点があります。

それは、神様がスタート時間をはっきりさせていなかったこと。

干支になろうと意気込んだ皆さんは、我先にと言いながらいつ出発するつもりだったのでしょうか。

ウシが神様の家に到着した時点で門は閉まっていました…
もし、門が開く前にネズミとウシ以外の動物達も到着していた場合、順位が明確でなくなってしまいます。
到着した順に門の前で列になって朝を待つなどのパターンが成立するのであれば、門が開いたとたんにウシから飛び降りて一番になったネズミについての説明が難しくなります。
これは結局、門をくぐった順がそのまま順位となるということで、
つまり、ウシがこの時間に到着しているということは神様も想定外だったということです。
この時点で、まだスタート時間でさえなかった可能性さえあります。

そもそも、神様は元日の朝に自分の家に出掛けてくるように伝えています。
門の前で朝を待つのがありなのであれば、我先にと考えていた他の動物達もそのようにしていたはずです。

しかし、多くの動物達がそうしなかったということは、やはりスタート時間は「朝」だったと思われますが、
十二支の皆さんがまだ決まる前の話ということは、時刻という概念がまだ確立されていなかった時代の為、この朝の定義が曖昧だったのではと考えられます。

太陽が昇るタイミングが朝であり、スタートと考えたのでしょうか。それまで律儀に自宅待機していたと思われる動物たちに対して、

ネズミとウシは、朝日が昇ることがなくても、「夜明け前」の時点で神様の家に向けて出発しています。

よくネズミに出し抜かれたウシを可哀想と言う方もいますが、
そもそもウシの方もまぁまぁルールのグレーゾーンを突いているので一概に可哀想とも言い切れません。

そして、この法の抜け道を狙ったウシとそれを出し抜いたネズミを神様は1番と2番としてそのまま認めています。
本来であればトラが一番だったかもしれないのにも関わらずです。

スタート時間が明確でなかった以上、明らかなルール違反ではないのですが、
他の動物達の中で疑問に思った者もいたかもしれないなか、表立って発言する動物もいなかった為、ウシは(もしかしたらネズミも)敢えて、その事を黙っていたのかもしれません。

順位が確定した後、嘘の日を伝えられたネコがネズミを恨んだように、
他の動物達からウシのしたことに意義が唱えられたことは想像に難しくありません。(特に繰り上げ当選を期待した13位、14位辺りの動物達から)

しかし、こうなることは神様は、全てお見通しで、
これをきっかけに、明確な時を計る物差しのような定義の必要性が動物達の間で議論されることになり、こうして「時刻」というものが生まれましたとさ…

なんて民話の背景や続きを勝手に継ぎ足して考えてみたり、

結局、世の中、こういう人(動物)達がまんまとトップを争って、トラのように真面目にやってきた、いい人過ぎる人が、上からも下からも色々言われてしまう微妙な立場の3番手に甘んじてしまうのかな~とか現実に照らし合わせて考えてみたりと、

ほどほどな時間に出発してギリギリながらも12番目をゲットしてしまう、
ちゃっかり者のイノシン(亥)年の僕は時々変な空想に耽ったりしています…

「時間」はとても大事です。

当院に通院されている患者さんは、ほとんどの方がいつも時間通りにいらっしゃいます。
診療をスムーズに進めることが出来ているので本当に助かっています。
いつもありがとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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