タービンのない1日

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。

治療の為、歯などを削る回転切削器具のひとつに、
30万~50万回転/分の高速回転により鳴り響く“キーン”という音と共に主に虫歯を削る「タービン」という器具があります。

本日は33名の患者さんが来院されましたが、そのタービンを一度も使用せず診療を終えました。

同じく、回転切削器具にエンジン(マイクロモーター)というタービンより低速回転の器具もありこちらは詰め物を磨く時などに3度使用しましたが、
いわゆる虫歯の治療をせずに1日を終えたのは、1日の患者さんが10名程であった開院初期を含めて当院が始まって以来の出来事です。

もちろん偶然の要素もありますが、
土曜日に来院されている患者さんは土曜日の受診を希望されている方が多く、患者さんがある程度固定されている上で、
その方々の多くがメインテナンスに移行し、その後も大きなお口のトラブルもなく過ごされていることが、今日のような出来事に繋がったのだと思います。

歯医者さんは、歯を削ることが仕事だと思われがちです。
虫歯があれば基本的には治療致しますし、もちろんそれは間違いではないです。

ですが、メインテナンス移行後は出来るだけ歯を削らずに済むように健康な歯を維持することが最終的な目標であることを改めて感じた1日でした。